約20年もの付き合いになり苦楽をともにした、
当社社長の田代と専務の藤田が
T-Engineeringの「いままで」と「これから」について語り合いました。
T-Engineeringの「これまで」を振り返って
藤田:今年で20年目に入るんですね。僕が今年で41歳になるんで。
田代:もう20年か…。当時はいろいろ大変なことがあって、かなり会社の経営がしんどくて、仕事無いのに毎日とりあえず会社に来てるというね…。
藤田:そうでしたね。
田代:運転資金も底をつきそうな状態で、冬の寒いときには、その辺の木を集めて焚き火してね(苦笑)
藤田:社長、ボロボロの車乗ってましたもんね(笑)
田代:車も古かったし、建物(社屋)も新しくなかったし、精神的に辛いものがあった。仕事もないし、従業員さんも「このまま会社にいて良いのか?」と不安でいっぱいやったと思う。
でもそこから、目の前のことひとつひとつやってきて。(ときには)日が変わるまで仕事したりして、いつか会社大きくして、いろんな仕事して、いい車乗って、美味しいもの食べて、船も買えたらいいなっていう話をよくしてな。
何と言っていいのか分からへんけど、ひとつひとつ頑張ってきたな。今考えたら、北陸に行く(対応エリアを広げる)ことに関しても、よくあんなアホな事(大きな挑戦)したなって思うな。
藤田:そうですね…。でも、僕は特段「苦労した」という気はないです。たしかに、「今、会社大変なことになってるな…」というのは、誰でも分かる状態だったと思いますけど、かといって「自分が苦労したわぁ」とか思ってないです。
ただ、今みたいに「夢」はよく話してましたね。「船いいなぁ」とか「運転手付きの車乗らんなあかんなぁ」とか。
僕も「そうなったらいいな」とは思ってましたけど、本当に現実味がある話なのか、実現するかどうかは、正直分からず働いてましたね。
田代:僕は自分がやりたいと思ったことは、口に出したら必ずできると思ってるねん。
(福利厚生として)リゾートホテルの会員権も船買うこともそうやけど、「社屋を建て替える」「社員を増やす」「仕事の手を広げる」「海外の現地法人を作る」「梅田で飲食の会社を作る」「会社専用のジムも作る」。そういうことを口に出して、みんなでそっちに向かって一生懸命頑張っていきたいねん。
お客さんのために働いて、自分たちの生活も向上させて、「適正価格」で「適正利益」を得て、それでみんなで一緒に楽しむことを目標に、口に出して頑張ったら、必ず叶えられると思ってる。今まで全部叶えてきたから。
目標だった「船」の前でみんなで記念写真
田代:でも、そんな夢みたいなことばっかり言ってたから「アホちゃうか」と思う人もおったと思う。でも僕はいつも真剣やった。本気で「会社で船を持つ」ことが目標やった。
それがようやく叶って、みんなで船舶免許取りに行って、次はもっと大きな船を買おうっていう話になって。仕事はもちろん当たり前に拡大していかんなあかんけど、遊びも拡大していかんなあかんかなと思うな。
藤田:そうですね。やっぱり仕事をしてる時間は人生の中でどうしても長くなるので、楽しいと思えることや目標があるっていうのは(T-Engineeringにとって)大きなところですよね。
T-Engineeringの「これから」について
田代:やっぱり「ここの会社にいてよかった。」「T-Engineeringが俺の誇りや」って思ってもらえるような会社にしたいな。もちろん、(良いこと悪いこと)いろんなことはあると思う。でも、胸張って「俺はT-Engineeringの社員や」って言ってもえるような会社にならんとあかんな。
藤田:そうですね。
田代:昔、会社が大変なときに「(従業員から)会社辞めようと考えてる」って相談された時も、(その従業員の)将来もあるし引き止められへんかった。
でも、(考え直してくれて)残ってくれることになった時に、「絶対にこのメンバーを守っていかなあかん。この会社をなんとかしていかなあかん」って思った。
(数年後に)その従業員から、「この会社にいて良かったです」って言ってもらえたときは、自分も「(この会社をやってて)あぁ良かったな」って思ったな…。(会社が大変な時期からは)そんな日がくるとは思わんかったから。
でも、これもまだ「途中」やで。もっとすごいこと、もっとみんなが喜ぶこと、誇りに思うことをやっていかんなあかん。
田代:「自分、T-Engineeringに行ってんの?すごいやん!」とか「俺もあそこの会社入りたいねんけど、今から転職できるかな」とか言ってもらえるくらいのネームバリューにしたいな。
藤田:そうですね。だから、次は自分たちがしたいこと。「こんなん無理やろな…」じゃなくて、「こんなんしてみたいな」っていうのが、従業員発信で形になるっていうが、T-Engineeringの次のステップになるといいですね。金沢に店出すことも、T-Engineeringの規模で「本当に大丈夫?」って言われてたけど、それもなんとか形になって、言ったことが形になるっていう成功体験もありますし。
田代:そうやな。それをやっていかんなあかんな。みんなが大事な歯車、パーツとして、T-Engineeringを飛躍させていくのが楽しみやな。
一人ひとりがT-Engineeringを飛躍させる立役者に
田代:あと、今自分の一番の楽しみは、朝会社に来て、みんなの顔見ることやねん。自分でもこんな心境になるとは思ってなかってんけど、休みの日が寂しいねん…。
藤田:今までは、そうではなかったんですか?
田代:大昔(T-Engineeringになる前の会社の時)は、会社来るのが嫌やってん。毎日が憂鬱やったな…。でも、T-Engineeringになった頃から、会社に来てみんなの顔見ないとしんどいなっていうのに気がついて、「朝来てみんなの顔を見る」これが僕の今の一番のモチベーションやねん。
こんな心境になれんねや…って自分でも驚きやねんけど。
藤田:「余裕」がでてきたんですかね?
田代:……そうやなぁ。たぶん余裕あるんやろな。
自慢になるから言わへんけど――
藤田:いや、言うやん(笑)
田代:言うな(笑)
自慢になるけど、みんな僕といたら「安心する」って言うねん。老若男女問わず。
余裕があるというか、何が来ても乗り越えらえるという自信と、家族や従業員に支えられてるていう自負があるからかな。
藤田:あ!でも昔から「根拠のない大丈夫」をやたら言いますよね(笑)
田代:(笑)
藤田:でも、「根拠の無い大丈夫」って、振り返って考えてみると、根拠はないけど「本気で大丈夫」と思ってるということなので、それを安心と捉えることはあると思います。従業員としては。
田代:絶対なんとかなると思ってるから。それになんとかなってきたやん。
藤田:なんとかしてきましたしね。
田代:「なんとかしてきた」というか、(従業員の)みんなが「なんとかしてくれてんな」。めちゃくちゃなこと言っても、文句言いながらもなんとかしてくれたわけやな。(従業員には)千度苦労かけてきたやろうなと思う。だから、それをいろんな形で会社として返してあげやんなあかんな。
藤田:そうですね。でも、今いてくれてるメンバーそれぞれ苦労はしてきたと思いますが、頑張ってこれたのは「根拠のない大丈夫」に支えられていたという部分はあったと思いますね。
田代:僕は、(従業員に)何かあったときは、絶対大丈夫にするから。絶対に放っておかへん。もし、どうにもならへんかったら、どうにもならへんなりのことをしたらいい。僕が「大丈夫」って言ったら大丈夫やねん。根拠はないけど、無責任な大丈夫は言ったつもりはないねん。
藤田:そうですね。T-Engineeringの安心は、もちろんお金や時間っていう部分もあるけど、「(社長の)根拠のない大丈夫がついてる」っていうのが、醍醐味なのかもしれないですね。
田代:……いろんなこと乗り越えて、よくここまできたな。
藤田:……そうですね。
田代:ぜんぶ俺のおかげやな(笑)
藤田:「そうですね」って言うときますわ(笑)
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